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むかしむかし

菅原のなにがしという漢学者がいた。


とても優秀な学者だったが、家は貧しかった。

俗世間のつきあいもわずらわしく、いつしか仏の教えに心を寄せるようになった彼は

一人息子に学問の道を継がせるよりも、高徳の僧の元で出家させたいと願った。



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伝え聞いたところによれば、比叡山の東塔に

なにがしの律師という、立派なお坊さまがおいでとのこと。


律師もその子の存在を知り

ぜひにも弟子にしたいと、使いを送った。


かくして、少年は比叡のお山に登ることになった。





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